2008/10/11(土)世界同時株安とか

世界同時株安について考える

News Casterを見ながらつらつらと書いてみる.コメンテータに北野たけしってのが素晴らしいですな.
個人的には,たかじんのほうが面白いかな...そこまで言って委員会もあるから,News枠ではイラナイか:)

株安による影響

会社の保有する資産価値が下がる
  • 貸し渋り
  • 貸しはがし

∵金融機関から借金をするが,会社の信用として資産価値をみられる(or 担保として評価される?)借金ができなくなると,保有する現金が少ない会社はキャッシュフローが止まり,倒れる.

金属等の原材料や燃料費(エネルギー費?)の高騰

純粋に商品単価に響いてくる.
例として,部品製造の町工場レベルが原材料込みの契約を結んでいる場合に,原価高騰をコミで契約されていなければ利益が減る.
# 消費者の購買意欲もさがるだろうな..

下請け会社は,段数が増えるたびにハネられていくので,経費削減せざるをえない.人件費カットが実施しやすい(?),また,賃下げ・ナスカットも考えられる.
→ 社員/個人の収入減による消費意欲低下

消費意欲低下により,製造業の製品販売数の低下が発生し,会社の利益低下が生じる.
前述の資産低下(売り上げ低下→現金減少)



円高による影響

言うまでもなく,為替変動により,輸出入の利益に響く.
また,円高が進むと日本からの輸出製品が海外で買われにくくなる(現地での価格が高騰するため).

何故円高が進むか?(円-ドルの例)
ドルの貨幣価値/信用が失速するため,外貨に買えて保有するから.

→貨幣価値/信用って?
このあたりは細かく話を聞く機会が少ない.以下,妄想してみる.
要は,ドルを持っていたとしても,株安等による影響を受けて,インフレが始まり,あるモノを買うときに,相場変動前に100円/1ドルで買えたとしても,変動後に100円/2ドル(円高.2倍相当)となった場合を考えるとわかりよい.変動前に円に換えていれば,変動前の資金で変動後のものは同じだけ買える.しかし,変動前からドルをキープしていた場合,同一資金では半分しか替えない.

つまりはこういう理解でよいのだろうか.
前提としてインフレが生じる必要があるが,その発生要因としては,流通貨幣の増加が考えられるのだけれど.(公定歩合調整/現金調整(国債売買?))


まぁ,イチバンでっかいのは,各個人が財布の紐を固く縛ることと,金融商品を有する人/会社が現金化を進めることだろう.
銀行にせよ,保険屋にせよ,引き出し要求が一度に来ても,実際に全ての現金化はできない状態なのは明らか.

昔から,借金しないと回らないというこの社会の仕組みが理解できずに居るわけなのだけれどね...
借金していると税金対策になるのかナァ.だとすると会社では理解できるけれど,個人で借金をしていくのは理解できない.家のローンとか, 明らかに年収を上回るモノは考えられるけれどネェ.


同件に関する日記へのリンク

あたたんblogでも,考察とか妄想とか...
この記事で,世界恐慌*1時のダウ平均を


たまにはこういうネタもイイヨな...
間違ってたりしても責任持てません.むしろ,間違いは指摘してただきたい...

*1 : 世界恐慌@1929.24,Oct.に起きた.詳しくは世界恐慌