[MAVA] Avalon-MMの仕様

[Altera][MAVA]Avalon-MMの仕様

referto: mnl_avalon_spec.pdf

Signals

Avalonシステムでは,全ての信号はアクティブ-Highとなっている.postfixが"-n"と表記している信号は,アクティブ-Lowとして参照が可能な信号である.

基本的な信号
Signal TypeWidthDirDescription
read,read_n1In読み出し要求.アサートされていればreaddataを要求されている.
write,write_n1In書き込み要求.writedataが有効.
address1-32In当該I/Fのデータ幅を1としてアドレッシングされる.\'1'であっても,16bit幅なら2byte目,32bit幅なら4byte目相当となる
readdata8*2**N(N=0-7)Outslaveからmasterへ出力するデータ信号.
writedata8*2**N(N=0-7)Inmasterからslaveへ出力されるデータ信号.
byteenable,byteenable_n2**N(N=0-7)Inバイトレーンを指定する.\データ幅が複数バイトのときに,アサートされているビットに対応したバイト値が有効であることを示す.
begintransfer1Inwaitrequest信号にかかわらず,書く転送の最初のサイクルにアサートされる.
Wait-state信号
Signal TypeWidthDirDescription
waitrequest,waitrequest_n1Outread/write要求に応答できないときに,slaveによってアサートされる.アサートされたとき,slaveへの制御信号(begintransferとbeginbursttransferを除く)は値を維持する.\Avalon-MM slaveは,アイドルサイクルの間,waitrequestをアサートすべきです.\Avalon-MM master mayは,waitrequestがアサートされたときにトランザクションを初期化すべきです.\Avalon-MM slaveのデザインは,この可能性を考慮に入れなければなりません.

サンプルのチャートをみると,masterからのreadrequest/writerequestがアサートされたときに脊髄反射する必要があるみたい.コンポーネント自身がデータの準備ができていない場合に,デアサートしておいたほうが無難かもしれん.masterが常にwaitrequestを受けていても問題が無いかはわからんけど.

# 参照していないだろうし大丈夫かなぁ


Pipeline Signals
Signal TypeWidthDirDescription
readdatavalid,readdatavalid_n1Outパイプライン読み出し転送の可変長レイテンシに使われます.readdata信号が,前の読み出し要求に対する応答の有効なデータを含んでいることを示すために,slaveによってアサートされます.\readdatavalidを有するslaveは,要求を受けたそれぞれの読み出しサイクルのために,読み出しの受領とreaddatavalidのアサートの間に,この信号を1サイクル以上のレイテンシだけアサートする必要があります.

Burst Signals
Signal TypeWidthDirDescription
burstcount1-32Inburstの1サイクル目の間,burstcountはバースト転送回数を示します.burstcountのポート幅がNの場合,サイズ2**(N-1)の最大バースト数がエンコードできます.\burstcount信号は全体の転送に一定のままで残っています.(Figureでは1stサイクルだけなんだが)
beginbursttransfer1Inburst転送の開始のとき,burstの1サイクル目のためにアサートされます.\この信号はwaitrequestの値に関係なく,1サイクル後にデアサートされます.

Flow Control Signals
Signal TypeWidthDirDescription
readyfordata1Outペリフェラルがwrite転送準備を整えたことを示します.
dataavailable1Outペリフェラルがread転送準備を整えたことを示します.

Reset Signals
Signal TypeWidthDirDescription
resetrequest,resetrequest_n1OutペリフェラルにAvalon-MMシステム全体をリセットすることを許可します.システムリセット信号を生成するために,全てのリセット信号が互いにORされます.

Slave Interface Properties

NameDef.Value有効範囲説明
readLatency00-63読み出しレイテンシが固定の場合に使用されるレイテンシの値.\readdatavalid信号が含まれる場合は未使用となる.
writeWaitTime00-1000slaveがwriteを許容するまでのサイクル数を示す.タイミングは,slaveがwaitrequestをwriteWaitTimeサイクルだけアサートしたようになる.

waitrequest信号が含まれる場合は未使用となる.|

readWaitTime10-1000slaveがread応答するまでのサイクル数を示す.タイミングは,slaveがwaitrequestをreadWaitTimeサイクルだけアサートしたようになる.
maximumPendingRead Transactions11-64slaveによってqueueに入れることができる最大のread要求数.
burstOnBurstBoundariesOnlyfalsetrue/falseもしtrueにするならば,このインタフェースで提供されるburst転送が,burstサイズの倍数となるアドレスから始まることが保障される.\(使い手が保障するのか?よくわからん)
linewrapBurstsfalsetrue/falsetureの場合,slaveがインクリメンタルバーストに変えて,line wrapping burstを実装していることを示します.\wrapping burstについて,アドレスがburst境界に達したときに,下位のビットだけが,アドレシングに使用される必要があるように,以前のburst境界にラップバックします.\Ex.) burst境界が32byteで32bit幅のインタフェースがアドレス0x0Cにアクセスするwrapping burstは,次の順にアクセスを行う.(burst sizeより大きいビットは変化しないことに注意)\0xC, 0x10, 0x14, 0x18, 0x1C, 0x00, 0x04, 0x08
maxBurstSize164slaveが許容する最大burstサイズ
bridgesToMasternull同じコンポーネントのAvalon-MM masterslaveとmasterから構成され,特定のbyteまたはbytesを要求するslaveへのアクセスで,masterは同じbyteまたはbytesを要求するような特徴を持つAvalon-MMブリッヂ.
associatedClock--このslave I/Fが同期化するクロックインタフェース名.


注意事項

英語力の弱い人が適当に訳して抜粋,補強しています.
あやしいな,と思ったらご指摘いただけますと幸いです.
なお,オリジナルの英文を参照されることを強く推奨いたします.